米国カリフォルニア州レッドウッドシティ発(202016日)プレミアムコンテンツクリエーター向けデジタルテクノロジー企業であるPubMaticは、本日、IDに依存しないアイデンティティ管理ソリューションであるPubMatic Identity Hubを発表しました。 Identity HubPrebidのオープンソースのユーザーIDモジュールを拡張し、パブリッシャーがプログラマティック広告の収益化を容易にし、サードパーティのCookieの制限が厳しくなるなかで、バイヤーが希望するオーディエンスを認識し入札できるように支援します。

サードパーティCookieの使用を制限するために、消費者のプライバシー規制とテクノロジープラットフォームの対応が増加するにつれ、オーディエンスのアドレサビリティが低下しました。これは業界全体に大きな影響を与え、デジタル広告におけるパブリッシャーの収益を減少させ、バイヤーのキャンペーンのパフォーマンスと広告費用対効果を制限する事態となっています。このような状況に対して、デジタル広告エコシステムに属する各社は、これらの課題に対応することを急務と考え対決策を模索しています。

「デジタル広告エコシステム全体で、消費者が手軽に使用できるオーディエンスのアドレサビリティを模索しています。一方、IDの選択肢の急速な拡大により、複雑になっているため、バイヤーとパブリッシャーの混乱を低減する必要があります。Prebidの主要なオープンソースコードを拡張することにより、PubMaticIdentity Hubは、直感的で管理しやすいソリューションで、複数のIDの利用を簡素化することにより、この課題に対処します」と、PubMaticの製品管理担当 シニアディレクターであるAnkur Srivastavaは、述べています。

Identity Hubは、PrebidのユーザーIDモジュール上に構築されたソフトウェア管理レイヤーであり、パブリッシャーは広告インプレッションごとに複数のIDを迅速かつシームレスにサポートできるため、バイヤーはパブリッシャーのオーディエンスを認識し、その広告枠でより多くの入札を行い、パブリッシャーの収益を最大化できます。

  • IAB DigiTrust、The Trade Desk Unified ID、ID5、LiveIntentなどの10を超える主要なパートナーIDを含む、既存および将来のPrebid User IDモジュール統合を活用可能
  • 貴重な開発者リソースを必要とせずに、直感的なUIを介してパートナーIDの実装と構成を管理
  • 組み込みの分析とレポートにより、各パートナーIDの増分値を追跡
  • デジタル広告のバイヤーがパブリッシャーのオーディエンスを認識し、広告枠の入札単価を引き上げることにより、プログラマティック広告の収益を向上

使いやすいUI、分析、顧客サポートを含むPrebidのユーザーIDモジュールの拡張であるPubMaticIdentity Hubは現在利用可能です。PubMaticの主要なPrebidを基礎としたラッパーソリューションであるOpenWrapと事前に統合されているため、パブリッシャーは、数回のクリック後に、買いにツールをアクティベートできます。また、他のヘッダー入札ラッパーを使用するパブリッシャー向けのスタンドアロンソリューションとしても利用できます。

Identity Hubの詳細については、こちらにアクセスしてください。