ケーススタディ: SPO(サプライバス最適化)

ESSENCE UKBTのサプライチェーン管理を支援

メディアエージェンシーのEssenceは、サプライチェーン管理の強化に取り組むBTを支援する際、バイヤーが料金を決定できるPubMaticのサプライパス最適化(SPO)ソリューションを活用しました。

課題

多国籍通信企業のBTは、「未知のデルタ」を調査することで、メディア支出のどれくらいがパブリッシャーに届くいているか明確にしたいと考えました。未知のデルタとは、プログラマティック広告のオークションにおいて、広告主と媒体社の間で発生する、説明のつかない広告費のことです。英国広告主協会(ISBA)とプライスウォーターハウスクーパース(PwC)による最近のプログラマティックサプライチェーン調査でも指摘されました。

この調査に参加する前、BTはサプライチェーン管理を強化する目的で、(メディアエージェンシーのEssenceを通じて)複数のSSPパートナーをすでに統合していました。しかし、ISBAとPwCの調査によって、エージェンシーや広告主の大部分は1対1の契約で料金を明示するDSPを厳選しているものの、オープンエクスチェンジで70以上のSSPと関わる可能性があり、その料金体系や、SSPやDSPの手数料を意味する「テイクレート」についてはほとんど知らされていないことが明らかになりました。従来型のSSPの料金モデルでは、SSPがパブリッシャーごとに契約上の料金や「テイクレート」を変えているため、メディア支出の何%がパブリッシャーに届くかをエージェンシーや広告主が把握するのは困難です。メディアエージェンシーにとっては、その1分、1時間、あるいは1日にオープンオークションでプログラマティック購入されるパブリッシャーによって、テイクレートが絶えず変動することになります。

ソリューション:バイヤーが料金を決定

PubMaticは、全メディア支出のどの程度がパブリッシャーに届くかをBTがより明確に把握できるよう、バイヤーがコントロールできる料金体系の採用を提案しました。その結果、BTはPubMatic経由で購入したプログラマティック広告在庫のすべてのテイクレートを固定し、料金を統一できるようになりました。このソリューションを採用したことで、EssenceとBTはSSP手数料を正確に定量化し、サプライチェーン全体において、費用の完全なコントロール、一貫性、予測可能性を実現しました。

数字で見る実績

7%

ウィンレートの
上昇率

5.3%

ビットレートの
上昇率

13.8%

PubMaticを
経由した支出の
上昇率